今回は勉強のパターンについてです。小学生から大学生まで長年、(と言っても10年くらいですが)勉強してきた中でふと感じたことなのですが、
どんな勉強でも、3つのタイプに分けられるんじゃね…?って思いました。
ちょっと試しに、いろんな科目を振り分けてみました。英語、数学、国語などといった一般的なではなく、もっと広く細かい単位でです。
例えば英会話、英単語、算数の計算、物理学、哲学、スポーツなどなど…
(勉強にスポーツを含めたのは、ここでは何かしらの能力を身につける、ということが勉強と定義しています)
そして、結果が結構一致していたのです。
もし、この全ての勉強これが本当だったら、それぞれに対して効果的な勉強法を実践したら、無敵じゃん、と感じ、自分なりの勉強法をまとめてみました。
勉強が苦手な友達をたくさん今までみてきたのですが、僕のなかで
「勉強ができないのは、やり方と考え方、そしてモチベがないだけだ。この人があることを身に付けられる能力は必ずある」
という結論に至りました。
というのも、この3パターンの勉強を取得する能力が根本的に欠けているとは、到底思えないのです。
ある人は、ゲームなどの好きなことに関して豊富な知識を持っており、腕前も確かでした。
またある人は、カードゲーム、ボードゲームに関しての集中力、論理的判断力は驚くべきものでした。
このような優れた人でも、テストの点数が悪い人が大勢存在します。
「自分はそこまで人並外れた知識や論理的思考力を持っていない」と反論する人もいますが、本当にそうでしょうか。
このようなことに、3つの勉強パターンを前提として話を発展させていこうと思います。
記事の信頼性
記事を書いている僕は、塾へ行かずに独学でセンター94%獲得、東京大学に現役合格しました。
その経験から、独学する方法、その重要さを発信しています。
3パターンの勉強
まず、その3パターンの勉強ってなんなんだ?っていうのを説明していこうと思います。
冒頭でも発言した通り、僕はどんな勉強でも、3パターンに落とし込める、と感じております。
英語であれ数学であれ、習得には3パターンの問題に対して正確に対処できる能力があれば良い、と考えているのです。
その3つを紹介していきます。
①暗記
一つ目は、暗記です。
おそらく、勉強に重要な要点として、真っ先に思い浮かんだのではないでしょうか。
それもそのはず、暗記できなきゃ何も始まらないです。
暗記から逃げていたら、英単語を知らず、歴史上の人物を知らず、化学式を知りません。
この状態でどうやって知識が必要な勉強ができるでしょうか。
明らかに、暗記は根本的な勉強としての要素の一つのように思えます。
そして、この暗記の力はどんな人にでもしっかりと備わっております。
好きなゲームのキャラクターやアイテムの名前、好きな女優や俳優の情報、よく流れるCMのイメージ、最近流行のJPOPのメロディー。このような物の中で自然と記憶しているものを、誰しも膨大にイメージできるのではないでしょうか。
ほとんどの人間が、記憶する力を持っており、個人差は多少あれど大量の情報を記憶できています。
大量の情報を記憶できるという点では、誰しも同じなのです。
問題は、誰しもが持つこの能力をどう使うか、です。記憶の力は使い方によってかなり定着率が変わります。
記憶の方法についてはこちらで解説しております。
②論理
二つ目は論理です。
僕たちは、勉強するときはよく、
「分かった」「分からない」
という言葉を口にします。
もし、①の暗記だけが勉強の重要な要素であったとしたら、これらの言葉が発せられることはあり得ません。
どうしてか。それは、単なる知識の有無に関しては、
「知っている」「知らない」
という便利な言葉があり、こちらを使うべきだからです。
僕たちはこれら2つの言葉、「分からない」と「知らない」を明確に区別するべきです。
では、「分からない」とはどういった状態なのでしょうか。
それは、まさしく「論理が納得できていない状態」です。
つまり、知識とは別に論理を掴み取る力が必要というわけです。
知識を獲得するだけでは、論理が理解できません。その例として、数学が挙げられるでしょう。いくら公式を暗記したところで、その意味する論理が納得できていないと正しく使うことはできません。
歴史でも同じことが言えます。ただの事件や出来事の名前を覚えるだけでは不十分で、どうしてこのようなことが起こったか、という論理も重要なのです。
また、論理には、①の暗記の力を伸ばす能力もあります。
人間の脳は、関連性がある情報をバチっと結びつける傾向があり、その時に強い刺激が走ります。
別々の情報が結びつけばつくほど、脳のその情報にアクセスする、つまり思い出すことが簡単になります。なので、論理の力を磨くことは、記憶にも良い影響を与えるのです。
さらに、脳は興味のあるものについて分かると、楽しいと思えるようにできています。
よって、根本的には、理解することは全員にとって楽しいことなはずなのです。
しかし、物事を考え、理解するのがそこまで好きではない、数学などの勉強が好きではないという人がいるのも事実です。これはどういうことでしょうか。
答えはおそらく、その分野の勉強に関しての興味のなさ、です。興味のあることしか脳はしっかりと働きません。
例えば、普段から深く考えるようにする、物事の背景に気を配る、なぜ・どうしてという気持ちを大切にし、それに対して知的好奇心を持つ、などといったことは、本当に全員に関心があるとは思えないからです。
僕は物事の根本的な原理を知るのが好きなので、考える、という行為が好きです。ですが、これが興味ないっていうs人も、もちろん存在します。
そういった人は小さい頃から、どうして空が青いのか、なぜ物が見えるのか、携帯はどうして離れているのに繋がるのか、人はどうして声が出せるのか、脳は物体なのにどうして考えられるのか。そもそも脳から意識はどう生まれるのか。死んだらどうなるのか。多少は疑問に抱くかもしれませんが、主体的にこのような疑問を抱かずに生きている人はもちろん存在すると思いますし、それは何も間違ったことでもなんでもないと思うのです。
ですが論理的な思考を鍛えるためには、物事の因果関係について興味を持つことから始まると思います。普段興味がない人も、いったん分かる楽しみを知ることができれば論理的な能力を鍛えられるかもしれません。
③実践
暗記と論理。この二つを磨いたとしてもまだ何か足りない。そう思いました。
今回は、物事を習得するために努力することを勉強の定義と考えています。
僕は、勉強にはスポーツ、音楽などなど、一般的に勉強とは思われないにしても、自分の知識やスキルとして成長させることができる物、として捉えているため、このような定義をとっています。
ここでスポーツを考えると、これは暗記と論理のみでは説明できないと思いました。
例としてテニスを挙げてみましょう。暗記・論理の部分では、戦略を暗記する、ルールを暗記する、相手の行動を読む。このようなことができます。
ですが、テニスが上達するためには、この二つだけ以外にすることがあります。おそらく初心者の人は、ラケットを振ってみて、ボールを打つ。失敗する。なんとなくこうすれば良いのかと思って試行錯誤する。少しよくなる。
このようなことを繰り返しますが、決して論理的に考えているわけではないと思います。ただ、なんとなくやっていると言った方があっている気がします。この力はなんなのでしょうか。
僕は、このような成長を、何かを行動してやってみた際に身に付く、経験的な力だと感じました。
ピアノが弾けるのも、ゲームが上手いのも、記憶と論理だけではなく、その人の実際に実践してきた経験から、体で身についている物です。
一般的に言われている勉強でも同じだと思います。例えば英会話。
英会話では例文を丸々暗記しているわけではありません。もちろん、いちいち論理を考えているわけではありません。やっているうちに身につくのです。
そしてこれも、全員が持っている能力の一つです。
自転車に乗ることとか、バイトとかゲームとか、やっているうちに経験値が上がって成長している経験は絶対あるとおもいます。また、こういう力は、何年かサボってたあとでやり始めても、体に染み付いています。
継続して体を動かして実際にやってみる。これは単に暗記するよりも良い効果をあげます。何事にも、やってみる習慣をつけましょう。
まとめ:3つのパターンを意識して伸ばしていこう!
以上、勉強の3パターンになりました。
どんな勉強も、細かく分けていけばこれら3つのパターンの組み合わせでできていると思います。暗記して、因果関係に興味を持ち論理的な能力を鍛え、実際に実践して定着させる。これができれば、何事においても良いパフォーマンスを出すことができると信じています!