【東大院試情報まとめ】数理情報学専攻について – 情報理工学系研究科

受験情報

今回は、東京大学の大学院の情報理工学系研究科にある専攻の一つ、数理情報学専攻について詳しく説明していきたいと思います!

 

スポンサーリンク

数理情報学専攻ってどんなとこ?

 

そもそも数理情報学専攻ってどんなことを研究しているのでしょうか。

 

東京大学大学院情報理工学系数理情報学専攻の公式ホームページには次のように書かれております。

 

 

幅広い先端的科学技術分野における種々の現象を数理情報学的視点から捉え、環境の変化や技術革新に適応可能な数理情報モデルの構築と解析を行って、その情報構造を解明し、諸分野での応用を可能とする教育・研究を目的とする。

 

 

アルゴリズム、プログラミング数理、最適化などの数学の知識を用いて、実際の様々な問題を解決する手法を研究しております。多種多様な分野で活かせそうですね!

 

スポンサーリンク

どんな研究室があるの?

 

大まかなイメージが掴めたところで、実際どんな研究室があるのか見てみましょう。

 

数理情報学専攻では、全部で12の研究室があり、それぞれが暗号、脳科学、AIなど、数学を用いた幅広い分野の研究を行なっております。数学を私たちの身近なものに結び付けられる研究分野でもあります。

 

研究内容も大事ですが、研究室の雰囲気、システム、メンバーなどもかなり重要ですので、興味がありましたら実際に見学してみるのをお勧めします!百聞は一見にしかずです!

 

詳しくはこちらの記事で紹介しておりますので、そちらを参考にしてください!

https://curio-sity.info/post-628/

 

スポンサーリンク

倍率は?

 

入試を受けるについてやっぱり気になるのは倍率ですよね。

 

東大大学院情報理工学研究科数理情報学専攻の倍率は、平成29年度で2.17倍程度となっております。定員は30人です。

 

倍率はかなり高いですが、平成29年度は前年度に比べ40%近くも志願者が増えました

 

ここ五年で上がったり下がったりしているので、今年どうなるか予想は難しいです。どう転んでも良いようしっかりと試験対策をしましょう。

 

スポンサーリンク

試験科目は?

 

実際に合格するには、嫌でも試験を受けなければいけません。まずは試験科目を把握して、敵を知りましょう。

 

数理情報学専攻の試験科目は、大きく

一般教養科目、専門科目、口述試験

に分かれております。

 

試験日は8月の下旬ごろに二日間かけて行われます。1日目が筆記、2日目が口述です。

 

それぞれについて説明していきます。

 

一般教養科目とは、情報工学系研究科の全専攻に受験する人が一律で受けるテストの事で、数学、TOEFLが課されます。

 

ただ配点が専門科目に比べて一般的に低いことが多いので、差がつかないとも言えます。

 

専門科目は、各専攻に特有の試験が出ます。よって、自分の受けたい専攻が決まればこの部分を徹底的に勉強する必要があります。

 

口述試験について、数理情報学専攻は面接形式となっております。研究テーマでのプレゼンとかではないようです。

 

ではまず一般教養科目についてそれぞれの科目で説明していきます。

 

一般教養科目① 【数学】

 

数学に関しては、全3問で、

 

①線形代数学
②解析(微分積分、常微分方程式など)
③確率・統計

 

の3問が出題されます。

 

選択問題はなく、全問回答しなければいけません。

 

情報理工系研究科の数学対策については、基本的な内容を理解していれば解ける問題ばっかです。

 

こちらの記事で勉強すれば十分な知識をつけることができます。url貼る

 

問題を解くには演習も欠かせません。参考書だけで勉強して試験に挑むのは、戦略を本で覚えただけでスポーツ大会に出るようなものです。

 

絶対買うべき数学演習書をこちらで紹介します!

 

最後に不可欠なのが過去問演習です。

 

過去問が公式サイトに載っているので、リンクからダウンロードしましょう。

 

一般教養科目② 【TOEFL】

 

きました、TOEFLです。大学に入ってから英語に触れてなかった人も、ここを突破しなければなりません。

 

ただ、情報理工学研究科のTOEFLは、システムが少々複雑で、気をつけるべきことがあります。

 

こちらの記事で詳しくご紹介いたします。

 

【東大院試】情報理工学研究科必見!TOEFLはiBTとITPどっちがオススメ?
東大の大学院院試で、TOEFLってiBTとITPがあるっぽいけど、どっち受ければいいの?? こんな悩みにお答えします。 情報理工学研究科のTOEFLは、院試のシステムが複雑で、結構混乱するところで...

 

専門科目

 

数理情報学専攻の専門科目は少し変わった特徴があります。

 

数理情報学、コンピュータ科学、システム情報学、電子情報学の4科目から1科目選択します。

 

このうちコンピュータ科学、システム情報学、電子情報学は、実は同じ情報理工系の他の専攻の入試です。

よって、これらの科目を選択する場合、入試日が違う可能性があるため他の専攻の情報をチェックしましょう。

 

下記記事で対策法を述べているので参考にしてください。

 

数理情報学

 

数理情報学は

 

問題解決の数理的方法としての

  • 代数的手法
  • 解析的手法
  • 幾何的手法
  • 離散的手法
  • 確率的手法
  • 統計的手法
  • アルゴリズム

 

を学習する必要があります。全部で5題出題され、180分3問選択します。

 

とは言っても、勉強する分野のタイトルだけ言われても正直どんな風に勉強すれば良いかわからないですよね。

 

問題の雰囲気、傾向を掴むために必ず過去問をチラ見しましょう。大学院の院試は基礎〜標準的な内容しか出ないので、自分が勉強するべき部分を見極めましょう。

 

スポンサーリンク

どうやって勉強すればいいの?

 

実は、各科目に対し数理情報学専攻が公式でお勧めしている参考書、教科書があります。

 

こちらのサイトで紹介しております!

https://curio-sity.info/post-626/

 

スポンサーリンク

出願の仕方は?

 

出願などの入学に関する手続きは、数理情報学専攻の入学案内書と情報理工学研究科の募集要項に詳しく書いてあります。

 

こちらの二つの書類は受験するなら必須の書類なので、必ず二つともリンク先の情報理工学研究科の公式サイトでPDFをダウンロードしましょう!

 

過去問情報や、願書もあります!

 

スポンサーリンク

まとめ

 

  • 数理情報学専攻に行くには8月に行われる院試のために数学、TOEFL、専門科目を勉強する!
  • 参考書、過去問を有効活用し勉強する!

 

過去問は絶対使ったほうがいいです!ご検討をお祈りしております!