強いAIと弱いAIってなんだろう?
今日はこんな質問に答えていきます。
強いAIと弱いAI
今回は強いAIと弱いAIについての記事です。
実はこちらの動画でも強いAIと弱いAIの違いについて解説しているので、読むのがめんどくさくて動画で見たいよーって方は見てみてください…!
まず一番最初の前提知識なのですが、
人工知能は数学で処理することしかできません。
このことについては以下の記事で詳しく解説しているのですが、簡単に言えば、
現在の数学では考えるとかは表せないので、人工知能は考える力は皆無
と言うことです。悲しいですね。
僕たち人間が脳を使って考える仕組みとか、自分が持っている感情とかっていうのは今の数学では全然表現できません。
なので、人工知能は考えること、思考することが一切できません。
そして、ここからが本題です。
今さっき完全に否定した、感情を持って人間みたいな複雑な動きができるAIのことを強いAIと言います。
例で言うと、ドラえもんとかです。
今言ったように、強いAIは今のところできてないし、当分できることはないです。
これに対して、今僕たちの周りにある全てのAIは、ある用途に特化されており、能力をはっきしています。
この、特定の用途に特化されたAIのことを弱いAIと言います。
使える道具のようなイメージです。
つまり
今この世に存在するAIは全て、弱いAIになります。
まとめると
- 心を持って
- 広く複雑なことができる
- まだできてない
と言う特徴を持つのが強いAI
- 心を持たない
- 特定のことに特化している
- 道具としてのみ使われる
と言う特徴を持つのが弱いAIとなります。
強いAI、弱いAIの生みの親は???
この弱いAIと強いAIっていう言葉の生みの親は、アメリカの哲学者のジョン・サールって人です。
ですが、このジョン・サールさん自身も、「強いAI」は実現できない、と主張しました。
これはジョンサールさんが「中国語の部屋」という思考実験を通して説明しています。
これは動画の方が理解しやすいと思うので見てみてください。
また、この強いAIに関する議論は数学者などのも交えて議論が行われました。
数学者のペンローズさんは、
意識っていうのは量子力学的な効果が絡んでいるので今あるコンピュータじゃ作れない
と主張しました。
量子力学っていうのは、電子とか光子とか、めちゃくちゃ小さいものの振る舞いを知るための学問で、僕たちが普段目にしてる世界とは全然違う現象が起きます。
難しくて記事から離れられそうなので、この話はここで終わります笑
今でも強いAIがそもそも可能なのかや、可能ならいつなのか、などの議論が多くの分野の人を巻き込んで交わされています。
まとめ
AIには、
- 強いAI
- 弱いAI
と言う概念がある!と言うことです。強いAIができるころには数学はかなり発展していないといけませんね…一体どうなるのでしょうか???楽しみですね。